ゼオライトは何を吸着する可能性がある?
だ~いぶ昔ですが、ゼオライトで何がイオン交換で吸着されるのか書いたことがあります(ここ参照)。もう一回ここに書くと、ZEOvitで使用されているのはClinoptilolite(クリノプチロライト)らしい。化学式は、 (Na,K,Ca)2-3Al3(Al,Si)2Si13O36·12(H2O)で、K、Na、Caのどのタイプの物か分かっていない。ZEOvitなどのゼオライトを使用するシステムでKの濃度を気にするように書かれていることから、Kベースでないような気がする。
以前に、Clinoptilolite(クリノプチロライト)のイオン交換の親和性は、
Cs+ > Rb+ > NH4 + > K+ > Na+ > Li+ > H+ >> Ba2+ > Sr2+ > Ca2+ > Mg2+
であるとアドバイスを受けました。前回の記事を書いた2009年当時は、カルシウムイオン(Ca2+)に比べてNH4が優先的に吸着されることしか注目していませんでした。が、ここ1年ほど違うことが気になり始めました。それは、ゼオライトはNH4以外もイオン交換で吸着するのでは?ということ。そこで、この親和性の並びを見ておもったことは、K+(カリウム)、Ba2+(バリウム)、Sr2+(ストロンチウム)、Ca2+(カルシウム)、Mg2+(マグネシウム)も結構積極的にイオン交換でゼオライトに吸着されるのでは?ってこと。Coral誌でも書かれているように、「ゼオライトを使用するシステムでは、カリウム濃度に注意する」ってことにも、ゼオライトがカリウムを吸着すると解釈しても良いとかも(Coral誌の記事では、ゼオライトを使用しないバクテリオプランクトンシステムでのカリウムの減少は言及されていない)。
ZEOvitで色々な添加剤を積極的に使用するのは、必要な微量元素までイオン交換で吸着されてしまうため、水換えだけでの微量元素補給だけでなく、サンゴの状態を見ながら各種添加剤で必要な微量元素を添加するためだと感じました。
BioPelletsやウォッカ添加、VSVメソッドなどは、バクテリアを繁殖させてリン酸などを減少させますが、イオン交換による吸着は発生しません。ここにZEOvitとBioPelletsの大きな差があるのではないかと。←すでに当たり前のことかも知れませんが。。。
次回は、海外でのゼオライトの使用方法について。





