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2010年12月04日

T5蛍光灯のアドバイス by Grim Reefer Part2

さてまだまだ続くGrim Reefer氏のT5蛍光灯アドバイス。今回は、ランプの種類と組み合わせについて。

彼のおすすめのランプは、ATI, AquaScience, Giesemann/D&D, GE/Phillips Daylight, Narva, Sylvania and the Sfiligoi actinicだそうです。UVL/Ice Cap lamps もまあまあなのですが、Ice CAPの安定器との組み合わせではお勧めしないようです。理由は、数ヶ月でPAR値が落ちてしまうからのようです。
T5蛍光灯とメタハラの大きな違いの一つに、青球のPAR値があるようです。メタハラの青球は、10000Kに比べてPAR値が低いようですが、T5では青球でも10000Kに近いPAR値が出るようです。このため、PAR値のために青球の使用に消極的になる必要はないと言っています。特に、ATI、Giesemann、AquaScienceの青球のPAR値は良いようです。

Actinic Lamps(←なんて訳せば良いかわからん)
Actinic Lampsの波長のピークは、420nmにあるようです。色的には、バイオレットで、少しUVも含まれているようです。そのため、多くのLPSやソフトコーラルが持つ緑色の蛍光色が映えるようです。お勧めのActinic Lampは、UVL Super Actinic, ATI Actinic, Sfigioli Super Blue Actinicだそうです。これらは、少し青めの球のようです。GiesemannのPure Actinicは少しバイオレットよりだそうです。彼の意見として、青球と一緒に使用することによって、日の出・日の入り(どちらかと言うと、徐々に明るくなったり、暗くなったりする感じ)が表現できるとあります。しかしながら、すべての照明が点灯した後は良い青球を使用しているとあまり違いは感じられないようです。その為、Grim Reefer氏自体は現在使用をしていないようです。

青球
青球の波長のピークは460nmあたりにあるようです。非常に良い感じの青に加え、PAT値も非常に良いとの事です。幾つかのケースでは、DaylightsのランプよりもPAR値が良いようです。緑以外の蛍光色は特に映えるとあります。お勧めの青球は、ATIのBlue Plus, GiesemannのActinic Plus, AquaScienceの22000K Blue, NarvaとSylvania blues とUVL 454とIce Cap Twilightだそうです(私はATIのBlue Plusを使用)。

Daylight lamps
Daylight球は、白、黄、緑、ピンクっぽい白を出す球だそうです。黄色と赤色の波長を含めるために、最低でも1つはこの球を含めることを勧めています(ATIのPurple PlusとKZのFiji Purpleを代替で使用しても良い)。お勧めの球は、UVL Aquasun、Ice Cap Reefcrest(少しピンクオレンジ?ぽい感じ), GE 6500K Daylight, AquaScience 15000K “Special”, Giesemann Midday とCurrent 10K。Fiji Purpleやその他の赤を強調した球を使用するならGEを勧める。それ以外ならAquasunかReefcrestがお勧めだそうです。

50/50 combination lamps
この球は、DaylightとActinicを混ぜた球のようです。ATIとGiesemannのAquablue球は60:Actinici、40:Daylightの比率で、アイスホワイトに少し青が混ざったような色で、単独でも非常によい色合いの球です。また、PAR値も良い値です。もし、照明の青みを少し抑えたい場合などに使用すると良い感じの色合いになります。同じようにAquaScience 15000K "Duo"もAquablueよりも少し青みが強いです。UVLのActinic WhiteとIce CapのMidwaterは少しピンクがのっており、赤のスペクトラムを与えます。PAR値も良い感じです。UVLには75/25球があります。Ice CapはDeep Water球と呼んでいますが、こいつは白に加えてラベンダー色を与えてくれます。Loral LightとNew GenerationはATIのAquablueに似た色合いです。New Generationはより青みがきついですが、PAR値は低くなります。

Specialty lamps
Grim Reefer氏が感じるに、KZのFiji PurpleとAquablueはよく似た色合いだといっています。ただ、Aquablueのほうがもう少し緑と黄のスペクトラムが除かれている感じだといっています。60インチの80ワット球を使用している人や4本のT5蛍光灯しか使用できない人には、このFiji Purpleを使用するのは理に適っているといっています。 ATIもFiji Puepleに似たPruple Plusと言う球をだしているので、自分の好きな方を使用すれば良いでしょう。
GEの3000Kは非常に赤みが強い球で、PAR値を妥協できない人には最適な球でしょう。しかし赤みが強くなりすぎるので、球の合計が6灯以下の人にはお勧めできません。
次にUVLのActinic Whiteや75/25も同じような球です。


球の設置順と組み合わせ
青っぽい色あいを水槽に出すためには、青球やActinic球を水槽前面側に設置することが重要です(Aquablueでもよい)。Actinicや赤系の球は、見た目の効果を狙ったものなので、遠目に設置するのが良いでしょう(←ちょっと前の一節と矛盾があるように感じる)。また、青球とActinic球は、日の出・日の入りを再現する箇所に設置すると良いでしょう(ATIのPowerModuleなどは8灯だと6灯と2灯で電源が異なる。この場合、日の出・日の入りの箇所とは2灯用の電源のことをさす)。青球とActinicの組み合わせ以外だと、赤系の球と青球を組み合わせれば良いでしょう。
上記以外で気をつける点をあげるとすれば、青球以外の球を一箇所に集中して使用しないことでしょうか。

青球を多く使用するといい感じにサンゴが見えますが、サンゴの幾色(ピンクや紫系の色)かは見えなくなってしまいます。また、黄色系は汚く見えてしまいます。そのため、赤系の球を入れることによりこういった問題が解消されます。
GE6500のようなアイボリー色のDaylight球使用することにより、黄色と緑色がはえるようになります。


球の組み合わせの提案
下は私が推奨する球の組み合わせです。これがスタートポイントなので、各自球の種類や設置場所を工夫するとよいでしょう。前のセクションで書いたことを守れば、あまり大きな問題はないでしょう。
また、下には他の人が使用している組み合わせなどもあわせて載せてあります。

下のリストでは、一番前面に来る球が一番最初にリストされています。「Blue」とはどのブランドの青球でもよいです。例えば、ATIやGiesemannのAquablueなどです。Fiji PurpleとUVL 75/25はどちらを使用してもいですし、少し暖かい色を望むならUVLのActinic Whiteも選択肢に入るでしょう。

下の組み合わせだと、断りがない限り大体15000Kの色温度が得られるとおもいます。

4灯の場合
Blue
Fiji Purple or ATI Purple Plus
Aquablue
Blue
*より青みが欲しい場合はAquablue1つをBlue1つに置き換えるといいでしょう。より10000Kに近い色みが欲しい場合はAquablue1つをGEの6500K Daylght1つに置き換えるとよいでしょう。

ATI の4灯灯具使用の場合
Blue
Fiji Purple of ATI Purple Plus
Blue
Aquablue

Aquatinicsの5灯灯具を使用した場合
Aquablue
Blue
ATI Purple Plus or Fiji Purple
Blue
Aquablue
*より青みが欲しい場合はAquablue1つをBlue1つに置き換え、青みを少なくしたい場合はActinic White1つの代わりにAsuasun1つを使用すると良いでしょう。

TekやNova Proの6灯灯具を使用した場合
Blue
ATI Purple Plus or Fiji Purple
Blue
GE 6500K
Blue
Blue
*Actinic WhiteとGE球を1つずつを後にし、Blue2つを前にすることによってもう少し青みが強くすることができます。更に青みが欲しいならGE球1つをAquablue1つに置き換え、その逆ならBlue1つをAquablue1つに置き換えればよいでしょう。

ATIの6灯灯具を使用する場合
Aquablue
Blue
ATI Purple Plus or Fiji Purple
Blue
Blue
Aquablue
*より青みが欲しい場合は前面のAquablue1つをBlue1つに置き換え、その逆ならBlue1つをAquablue1つに置き換えればよいでしょう。

Aquactinicsの7灯灯具を使用する場合
Blue
Actinic White
Blue
ATI Purple Plus or Fiji Purple
Blue
GE Daylight
Blue

TekやNova Extremeの8灯灯具を使用した場合
Blue
Blue
ATI Purple Plus
Blue
GE Daylight
Aquablue
Blue
Blue
*より青みが欲しい場合は、Aquablue1つをBlue1つに置き換え、その逆なら4番目のBlueをAquablueに置き換えれば良いでしょう。2番目の球にActinic Whiteを使用しても良いでしょう。

以下は上記灯具を使用して色温度が20000Kを得たいときの組み合わせです。
Blue
Blue
Fiji Purple or ATI Purple Plus
Aquablue
Fiji Purple or ATI Purple Plus
Aquablue
Blue
Blue

ATI の8灯灯具を使用する場合
Aquablue
Blue
ATI Purple Plus or Fiji Purple
Blue
GE Daylight
Blue
Blue
Aquablue
*より青みがほしいならAquablue1つをBlue1つに、その逆ならBlue1つをAquablue1つに置き換えるとよいでしょう。

ATIの10灯灯具を使用する場合
Blue
ATI Purple Plus or Fiji Purple
Blue
GE Daylight
Blue
ATI Purple Plus or Fiji Purple
Blue
Blue
GE Daylight
Blue
*より青みが欲しい場合はGE1つをAquablueに、その逆ならBllue1つをAquablue1つに置き換えると良いでしょう。

ATIの10灯灯具を使用した場合( deepwater用)
Blue
Aquablue
Blue
Fiji Purple or ATI Purple Plus
Blue
Aquablue
Blue
Blue
Fiji Purple or ATI Purple Plus
Blue



投稿者 TAKA : 2010年12月04日 11:12

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コメント

>青球のPAR値があるようです。メタハラの青球は、10000Kに比べてPAR値が低いようですが、T5では青球でも10000Kに近いPAR値が出るようです。

というか、これはまったく逆の考え方で、メタハラだと点の波長なので光の幅がたりないということなのです。メタハラが出てきた時代にメタハラは波長が足りないのでサンゴ飼育はできない、蛍光灯の方がサンゴ飼育に適している。という批判が多くでました。ところが…今はメタハラでのサンゴ飼育が実証される時代になりました。

同様の批判がLEDに再浮上しているのを見ると…ふとなんでと思ってしまいます。

こういうのは実証しないと何もいえないのに。

投稿者 Ttesuo : 2010年12月05日 15:00

Tetsuoさん、
ご無沙汰しています~
すいません、ちょっと書かれている内容が理解できないのですが。。。
>メタハラだと点の波長なので光の幅がたりないということなのです。
これは、メタハラの光が照らす領域が小さいと言うことなのでしょうか?それとも光の波長の幅小さいということでしょうか?

LEDでは実際綺麗にSPSを飼育している人もいますし、大丈夫でしょうね。心配?なのはどれだけ深い水槽まで対応できるかなあって所です。蛍光灯もそうですが、メタハラに比べて水槽の深さが深いと十分な光が届かないきがします。

投稿者 TAKA : 2010年12月05日 15:53

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