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2010年02月27日

カリウムは本当に消費されるのか?

ZEOvit、Vodkaメソッド、Prodibioに代表されるバクテリオプランクトンシステムにおいて、カリウムが多く消費されると言うのを海外で良く見ます(日本国内は試薬が普及していないこともあり、あまり聞きませんが)。私もいろんな雑誌やRCやZEOvitのフォーラムでそう理解してきました。そんな理解に疑問を投げかける人たちもいるわけです。(笑)
以下に少しカリウムが多く消費される原因と思われるものを書き出しました。

1.バクテリアによる消費(現在の主な意見)
2.ニードルスキマーによる除去
3.ZEOvitのゼオライトによるイオン吸着
4.カリウム試薬の問題

1に関しては、炭素源をかなり添加しているにも関わらず、カリウム濃度が多く消費されること無い、という人がいるようです。バクテリアがカリウムを消費するのなら、炭素源を添加している水槽では必ず減るはずなのにそれがおきないケースがある。
2に関してですが、スキマーの汚物を解析した結果、カリウムはほとんど含まれていなかった実験結果があるようです。
3を飛ばして4ですが、KZ社のカリウム試薬や私が水質検査依頼しているラボはカリウム濃度が低く出るようです。そのため、ユーザーがカリウムが消費されていると勘違いしている可能性があるようです。Fauna Marinのカリウム試薬はかなり正確なようです。

化学に詳しい人はアクア製品の謳い文句を嫌う傾向があるのですが、実際それらの製品を使用して水槽が良い感じになる人も多数います。理論がすきな人は、「何故そうなるのか?」を追い求めます。私は知りたがりなので、そういったことばかり調べていますが。。。こうすればこうなるってなことまで分かれば、もう少し色揚げなどの敷居は下がるかなと思っています。私の限りない珍探求は続くのだ~!

2010年02月26日

パッサー(キングエンジェル)その後

パッサーですが、餌は爆食い状態。今のところ病気も見られません。まあ、まずまずの状態かな。かなり餌を食べていますが、肥満ではないですね。ちょうど良い餌の量なんでしょう。もっと早く大きくならないかなあ。目指せ25cmオーバー!って水槽内でそこまでいく?


2010年02月25日

フレームラスが雄化?

少し前の田中先生のコメントから、ラスは生まれてすぐに性別が決まるようです。ですので、未成熟の個体の見た目が雌でも、成熟すると1匹飼育でも雄になる。逆に言えば、何匹飼おうが雌ばかりの可能性もあるようです。こればっかりは運ですね。だから、ペアで飼育したい場合は、ペアで購入するのが確実ですね。
そんなフレームラスですが、もしかしたら一番大きな個体が雄だったかもしれません。下の写真を見ても明らかですが、明らかに色が他の雌と違う。以前に、ペアで購入したときの個体と比較すると、まだまだ雄としは未成熟ですが。う~ん、このままスーパーメールになって欲しいなあ。

FlameWrasse_022310-1.JPG

FlameWrasse_022310-2.JPG

同個体の少し前
http://www.taka-tech.net/2010/02/post_302.html

以前飼育した雄個体
http://www.taka-tech.net/2009/04/cirrhilabrus_jordani_snyder_19.html

2010年02月24日

自動給水用フロートスイッチ設置

来るべき日本遠征に向けて各水槽の設備を増強しております。特に非常に乾燥しているコロラドは蒸発量は半端ないです。現在3本の120cmがありますが、こいつらの水位維持に自動給水用フロートスイッチを中古で探しています。BioPellets水槽は以前から付いているのですが、魚水槽と新ZEOvit水槽には付いておりません。
先日RCの中古器具販売のフォーラムで一つゲットしました。それを魚水槽に付けました。これであと一個揃えるだけで良くなりました。家を暫く空けるって非常に大変だ。。。

2010年02月22日

オーストラリア産 Balanophyllia spのその後

去年の6月に成長ぶり?をお伝えしてから全くといっていいほど報告していませんでした。7月ぐらいまで定期的に餌食をしていたのですが、他のことに気をとられている間に餌食のことをすっかり忘れていました。あれから6ヶ月以上たちますが、その間に餌食したのは0!しかも、水槽内への餌食もなし。一応普段から調子の具合は確認していましたが、まったく調子が落ちることもありませんでした。なんと昨日詳細に観察したら、小さなポリプまで生まれてきております!これもZEOvitで発生したバクテリオプランクトンのおかげなのでしょうかね?
下の写真は、6ヶ月ぶりに餌食をした直後です。プクプク膨らんでおります。まあ、普段でも照明が消えた後はこんな感じなんですがね。
ZEOvitだともしかすると無給餌でも陰日性サンゴを飼育できるかもね。ちょっと長期的に実験したいなあ。

以前の記事。
http://www.taka-tech.net/2009/06/balanophyllia_sp_1.html

2010年02月21日

自作カリウム添加剤

しかぱっちさんに触発され、私はなんとかカリウム添加剤の自作ができないか調べておりました。Brightwell社のポタシオンの成分を見てわかるように塩化カリウム(KCl)と硫酸カリウム(K2SO4)の混合液になっております。ただ、どのような割合で入っているのかわかりませんでした。
RCで少し調べていると、どうやら1:7=硫酸カリウム:塩化カリウムの割合が良いことがわかりました。何故1:7?それは、ClとSO4の海水中の割合が1:7だからです。なるほど。イオンのバランスを取るためね。塩化カリウムだけでも良いような事が書かれていましたが、ここはもう少しこだわりたかったので、塩化カリウムと硫酸カリウムの混合液にすることにしました。
私が作成したいのは80,000ppmのカリウム濃度の添加剤です。いろいろ自分で計算していたのですが解らなくなり、RCで質問することに。で、得られた回答は簡単な計算方法。厳密にはClとSO4の重さに対しての1:7なのですが、硫酸カリウムと塩化カリウムの濃度比でも非常に近いとの事。その言葉を真に受けて以下のように計算していきました。

80,000ppm
硫酸カリウム:塩化カリウム=1:7=10,000ppm:70,000ppm

原子量・分子量
K 39.0983
Cl 35.453
SO4 96.065
KCl 74.5513
K2SO4 174.2616

硫酸カリウムと塩化カリウムの重量比
K/KCl =0.524448266
K2/K2SO4=0.448731103

塩化カリウム
70,000ppm=70,000mg/L=70g/L のカリウムが必要。
⇒70g/L ÷ 0.524 = 133.47g の塩化カリウムが必要。

硫酸カリウム
10,000oom=10,000mg/L=10g/L の硫酸カリウムが必要。
⇒10g/L ÷ 0.449 = 22.29g の硫酸カリウムが必要。

さてここからコスト比較。
塩化カリウムが大体5LB(2268g)で20ドル。(安い!)
硫酸カリウムが大体500gで14ドル。
どちらも純度99%以上。
塩化カリウムを5LBすべて使用するとすると、硫酸カリウムは379g必要。これから約17㍑の80,000ppmのカリウム添加剤が作れます。リットルあたりの価格は、$34/17L = $2/L 安い!
それに対してBW社のポタシオンは2Lで$27.00。ってことで、$13.5/L。 高い!

予想外に自作したほうが劇的に安いです。まあ、塩化カリウムと硫酸カリウム自体の値段が安すぎるんだと思いますが。。。ここまでとは。。。
私がカリウム添加剤の自作を考え始めた一番大きな理由は、ポタシオンの製品にはかなり硬くて大きな沈殿物があるからです。害はなさそうですが、気分的に良くない。

注意:
あくまで私のメモみたいなものですので、参考にされる場合は自己責任でお願いします。

2010年02月18日

pHとORPのProbe

pHモニターとORPモニターを使用しているのですが、過去3年以上校正だけでのりきって?いました。しかし、数ヶ月前にpHのProbeが、で昨日はORPのProbeが壊れました。ORPはびっくりしましたねえ。パッと見の数値が485でしたので、「おっ、いい感じじゃん」って思い近くによると「-」が付いてました。ありえん。。。
水質は安定しているので早急に購入しなければいけないことはないので、ころあいを見て買いたいと思います。結構消耗品多いなあ。。。

2010年02月13日

フレームラスの動画

暇があったので、iPhoneでフレームラスの動画を撮ってみました。ちょっと画質が悪いですね。

2010年02月11日

光量不足か

新ZEOvit水槽の照明ですが、T5蛍光灯の54Wを4本だけになります。当初は大丈夫だろうと考えていましたが、PAR値を測るとかなり光量不足。250Wのメタハラ2灯に変更しようか迷い中です。補助光はLedio21で補えばよいかなと。本当はすぐに変更したいんだけど、灯具を吊り下げる台を作らなければいけないので実行に到っていない状態かな。
ちなみに光量不足といっていますが、ミドリのエダコモンは薄い色になってきています。濃くならないのはやはりZEOvitの効果か?

2010年02月05日

今日のフレームラス

いや~、毎日ハワイアンフレームラスを見てますが、飽きない。薄い赤と背鰭と尾鰭の薄い黄色がたまりません。フレームラスクラブなってものを作りたいなあ。ってか、ラスクラブでも作ろうかしら。日本はレアなラスを飼育されている方が多いようなので。
今日は、4匹の雌を新ZEOvit水槽に入れました。さて、性転換するかな?
FlameWrasse020510-1.jpg
FlameWrasse020510-2.jpg
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2010年02月04日

BioPelletsのその後 2/3/2010編

さて、それなりに時間もあったので、BioPelletsを規定量の500mlにするために250mlを足しました。また、序にZEOvitリアクターに入っていたBioPelletsを浄水器のキャニスターに入れ替えました。ZEOvitリアクターでは、BioPelletsがリアクターから飛び出してしまうからです。網とかスポンジなどを入れても良かったのですが、面倒くさいので止めました。下の写真が新しいリアクターもどきですが、非常に使いやすいです。セカンドステージには、活性炭を入れています。ポンプはマキシジェット。これでサンプも少し余裕ができましたね。


2010年02月01日

PAR値とLUX値

専門家でないので間違った情報があるかもしれませんが、そのときはご指摘下さい。

LUXメーターは、光の照度を測る機械です。単位は、LUX=lm/m2。LUXは、緑色や黄色に敏感に反応するので、光源にこれらの光が多く含まれているとLUX値は高い値を示すらしい。また、サンゴ水槽に使用する青色ライトでは緑や黄色に比べて低い値を示すらしい。この様な理由から、LUX値はサンゴに必要な光を測定するというよりは、照明の交換次期を測定すると考えたほうがよいらしいです。

では何を基準にサンゴ水槽にあった照明を選択すればよいかというと、PAR値(Photosynthetically active radiation=光合成有効放射)です。PARメーターは、植物の光合成に必要な光の波長400-700nmの光の強さを測ります。単位は、μmol/m2/sec。光合成に必要な光だけを測定しているのでLuxよりも有功です。
もう少し書くと、1000Luxの照明があったとしても、PAR値が0ってことがありえます。理由は、その照明の光の波長に400-700nmのものが含まれないときです。まあ、そんなことはあまりないのかも知れませんが、理論的にはありえます。

あくまでPAR値は、「光合成」に必要な光であるので、サンゴの「色揚げ」に必要な光とはまた話が違います。実際は、最近はUVを使用して色揚げ実験されている方もいますので、この場合PAR値は当てにならない可能性も高いです。

当たり前ですが、PAR値もLUX値も水中では劇的に減衰されます。光源からの距離が同じでも、水中と空気中では大きく違うので注意が必要です。

参考
The Reef Aquarium, Vol. 3: Science, Art, and Technology