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2010年01月30日

Brightwell社のNeoMag(マグネシウムメディア)

早速Brightwell社のNeoMagを購入してきました。購入する前に少し調べたのですが、どうやらこのマグネシウムメディアはドロマイト(dolomite)と言う物らしい。ちなみに化学式はCaMg(CO3)2だそうです。化学式を見て分かるように、マグネシウムイオンと同時にカルシウムイオンと炭酸水素イオン(HCO3-)を添加できそうです。
CaMg(CO3)2 + CO2 + H2O → Ca2+ + Mg2+ + 2HCO3- かな?ちょっと自信なし。
因みにカルシウムメディアの反応は以下の通り。  
2CaCO3 + CO2 + H2O → 2Ca2+ + 2HCO3- 

Brightwell社のNeoMagのページに面白い記述を発見。マグネシウム濃度が低いとカルシウムイオンと炭酸イオンは急激にくっついてしまう。その事によりカルシウム濃度とKH濃度も下がってしまう。マグネシウム濃度が1290ppmに近くないと、カルシウム濃度は絶対に412ppmを超えることはないらしい。マグネシウム、カルシウム、KHがバランス取っているのは知ってましたが、具体的な値を見たのは初めてです。
ってことは、マグネシウムが必要以上に消費される環境では、しっかりマグネシウム濃度を維持してあげないと、KHやカルシウム濃度も下がってしまうということです。これは、バクテリオプランクトンシステムを運用している人は要注意かもしれませんね。まあ、商品名に「Neo」が付いているぐらいなので、バクテリオプランクトンシステムであるNeoZeoシステムと併用することを意図してそうですが。

NeoMagは、カルシウムメディアに対して体積比で1:9の割合で入れるようです(Mgが1です)。なんか化学式だけ見るとカルシウムメディアなしでNeoMagだけ入れておいたほうが効率よいような気がしますが、マグネシウムの消費量はもしかするとカルシウムやKHに比べて少ないのでNeoMagだけだとマグネシウム濃度が高くなりすぎるのかもしれません。この辺りは勝手な憶測です。Brightwell社のページには、1:7を上回るとKHが目標値よりも上がってしまうようです。気をつけないといけないですね。

NeoMag.jpg

Dolomite.jpg

2010年01月29日

マグネシウム添加をどうするか

メインのSPS水槽は、ボーリングメソッド(ECO Systemのじゃない)で添加量を調整しているので、ほぼカルシウム、マグネシウム、KHの値は一定です。しかし、もしこれをカルシウムリアクターで調整するとなるとどうやってマグネシウム濃度を調整しよう?特にZEOvitなどのバクテリオプランクトンシステムはマグネシウムの消費量も半端ないと言うしね。液体のマグネシウム添加剤もあるけど、やっぱり自動化したいしねえ。旅行とか行くときも便利だし。
問題となっているのは新規で立ち上げたZEOvit水槽。こちらは今のところインスタントオーシャンを使用していることもあり、マグネシウムの値が低い!これを補うために液体のマグネシウムを添加していますが、非常に面倒。これに余っているKnow-Cのカルシウムリアクターを設置する予定です。で、この中にマグネシウムメディアも入れたいなと。ブランドで迷っていますが、あまり選択肢もないのでBrightwellのものにしようかと考えています。さあどうなるかな?

2010年01月27日

ULNSと人工海水の素

最近よく考えるのがULNS(超低栄養塩環境)と人工海水の素の相性です。すでに皆さん分かっていらっしゃるようにバクテリオプランクトンシステムで実現するULNSにおいて、高KHはSPSの白化などに影響を与えるようです。そういうことを考えるとインスタントオーシャン(Ca=350, KH=12, Mg=1070)などのようなKHが12ぐらいの人工海水の素では、なんとなく相性が悪い気がしています。完全にNGって訳ではないでしょうが、Ca、KH、Mgなどの値を420ppm、KH=9、Mg=1300ぐらいにあわせようとすると少々難しいのではないでしょうか。あと、マグネシウムを大量に消費するバクテリオプランクトンシステムでは、IOのMgは低すぎますね。まあ、400リットルの水量でKH=9で維持していたとして、そこに30リットルぐらいKH=12で水換えしても然程KHは上昇しないかもしれません。ただ、大量水換えなどを行うとその影響も小さくないと考えます。まあ、そんなわけで私はZEOvit水槽には、Tropic MarinのCoral Pro(Ca=450、KH=8.5、Mg=1380)を使用しているのですが。

さて、話は少し変わりますが、最近は日本では「濃縮天然海水」なるものが流行っているようですね。USでは、塩化ナトリウム、硫化マグネシウム、各種イオンが入った2種の液体を混ぜて使う人工海水の素が出ています。各種イオンを液体として使用することで、劣化やパラメターのバラつきを小さくできるようです。因みに各種値はCa=450、KH=9、Mg=1400です。10分もあれば完全に溶けるのも嬉しいですね。

B­Ionic.jpg

2010年01月26日

BioPelletsのその後

さて、BioPelletsを投入してしばらく経ちますが、現在のところ放置状態です。一つだけ結論?付けられるのは、日本で発売されているFlexible Ballしろたまとは違う素材だろうと言う事です。なぜかって?しろたまの方は、水につけると膨張するようですが、BioPelletsはしません。まあ、それだけの理由なんですが。。。
えー今日ぐらいもう少しBioPelletsを追加したいと思います。

2010年01月23日

Alpha250のノズル

今日はAlpha250に付属しているRed Dragonのノズルについての記事です。
付属しているノズルは3種類で、47mm、56mm、59mmです。それぞれのノズルによってエアーの吸い込み量が違います(下の表参照)。当然吸い込み量が違うと泡の立ち方も違います。ただ、吸気量が多いからといって、その水槽のベストとは違います。
47mm: 2100-2200LPH
56mm: 1800LPH
59mm: 1500LPH
*LPH=Little per Hour

下にノズルの写真がありますが、ノズルの自体の太さも違います。これはオフィシャルではないですが、大体内径が1-1.5mm大きくなると水量が100GPH(約400LPH)ちがうようです。47mmのノズルの内径が59mmの内径よりも大きくなっています。と言う事は、47mmのノズルは、吸気量も水量も大きくなるということです。
多くの人が47mmでよい結果が出ているようですが、あくまで水槽の環境によりけりです。

Alpha250-nozzle-1.jpg

Alpha250-nozzle-2.jpg

2010年01月21日

Alpha 250と200スキマーの違いは?

とある方から、Alpha250と200の違いについて質問されました。返信方法が分からなかったので、記事にさせてもらいました。贅沢にもRed Dragonポンプを使用したAlpha250と200のオーナーなので、できることはしないとね。(笑)
当然、スキマー自体の大きさが違います。問題は、スキマーポンプであるRed Dragonです。USの輸入元に問い合わせたところ「ポンプ自体は同じ」という回答を得ました。じゃースキマーポンプの流量は同じかといいますと「違う」という回答をもらいました。では、どのように流量を調節しているかといいますと、ポンプの「ノズル」です。Alpha200ボディーが250よりも小さいので、流量を抑えるためにノズルが少し違います。言い換えると、Alpha200のノズルをAlpha250で使用すると十人分の性能を活かせないのです。因みに、Alpha250とAlpha200にはそれぞれ数種類のノズルが付属されており、各水槽の環境によって変更できるようになっております。
ノズルで流量を調節できるとは馴染みがないと思いますが、スキマーを調節する上で非常に重要であります。ポンプのラベルだけで信用はできず、付属品が間違っていないのかも重要です。機会を見てノズルのごとの違いを記事にしたいと思います。

2010年01月18日

BioPellets開始!

メインのSPS水槽からゼオライトを取り出して、BioPelletsに交換しました。ゆっくりBioPelletsを増やしたほうが良いとのアドバイスをもらったので、規定量の1/3ほどを入れました。BioPelletsの周りにバクテリアコロニーが完全にできるまで数週間必要との事でしたので、早めるために?BioDigestを2アンプルほど入れておきました。さてどうなる!!

Lobophyllia hemprichii (Ehrenberg, 1834)

和名:オオハナガタサンゴ
学名:Lobophyllia hemprichii (Ehrenberg, 1834)
英名:Aussie Brain Coral
分布:オーストラリア

特徴
・オーストラリア産は、他地域の個体よりも色が鮮やか
・飼育自体は非常に簡単


下写真は、購入したショップのページより転載(個体そのままの色が出ている。自分で撮ると全然駄目でした。)

2010年01月16日

Coral誌に「サンゴの餌」についての記事

こちらでは良くサンゴの餌について議論されますが、今回のCoral誌にもサンゴの餌についてのものがありました。今回の記事で面白かったのは、サンゴが何を食べているのかの調査を時系列で書かれています。
1950年代、珊瑚礁の海水を世界各地で採取し、その中に研究者が考えているサンゴの餌になりえるプランクトンが含まれるか調査されました。調査の結果、それらのサンプルの中に彼らが考えられるプランクトンはほぼ皆無でした。そういう理由から、珊瑚礁は「Biological Deserts」(生物がほとんど居ないってこと)と結論づけられ、サンゴがプランクトンを捕食することは無く、全ての栄養は褐虫藻からもらえると「仮定」されました。
1970年代にこの「仮定」を証明する人たちが現れました。彼らは褐虫藻から十二分のSugarが生産されていることを確認し、それらがサンゴが1日に必要とする炭素源を賄うことも見つけました。珊瑚礁にはサンゴに十二分のプランクトンが存在しない、褐虫藻が十二分の炭素源を生産するという2点から、「褐虫藻が100%の栄養をサンゴに供給している」っていう風になってしまいました。
その後、1990年代までに様々なプランクトンの研究がなされ、その結果珊瑚礁に存在するプランクトンは、当初研究者が参考にしていた温帯域のプランクトンより非常に小さいことがわかりました。動物を除いた一番多い熱帯域のプランクトンは、バクテリアの集合体(マリンスノーとも言う)だと言う事です。
褐虫藻はサンゴのエネルギーになるSugarを生産するが、その他の重要な栄養素であるリン酸、タンパク質、ミネラルなどは生産しないということが書かれています。それらの栄養はサンゴのポリプによりプランクトンを捕食して補われている結論付けられています。

こうやって見るとどうやって研究がなされてきたり、どこに落とし穴があるのか分かりますね。既存の考え方が正しいとは言えないのですよね。

参考
Coral誌 Jan/Feb 2010

2010年01月14日

Cirrhilabrus jordani (Snyder, 1904)

和名:ハワイアンフレームラス
学名:Cirrhilabrus jordani (Snyder, 1904)
英名:Hawaiian Flame Wrasse
分布:ハワイ諸島

特徴
・ハワイ固有種
・餌付きは良い

下写真は、雌個体
Cirrhilabrus_jordani_12310-1.JPG

2010年01月13日

Holacanthus passer (Valenciennes, 1846)

和名:キングエンジェルフィッシュ
学名:Holacanthus passer (Valenciennes, 1846)
英名:King angelfish
分布:東部太平洋(カリフォルニア湾~ペルー、及びガラパゴス島)

特徴
・気が強いので混泳に気をつける
・何でも食べる
・35cm以上になる

Holacanthus_passer.JPG

2010年01月12日

ZEOvitの立ち上げ14日間を経過して

先週の木曜日で新規にZEOvitを立ち上げて14日間を経過しました。本来は10日目に活性炭を入れなければいけなかったのですが、忙しかったこともあり未だに設置していません。まあ、これ以外はマニュアルどおりに行いました。
14日間を過ぎた後ですが、少し立ち上げが遅れている感じがしたので、ZEObac、Sponge Power、ZEOstart2を毎日規定量添加しています。今週からは、ZEObacを週に2~3回、Sponge PowerとZEOstart2は毎日添加するようにしたいです。
因みに、緑色のエダコモンをSPS水槽から枝打ちして居れて見ました。入れてから気づいたのですが、少し照明が暗すぎるかもしれません。。。ちょっと不安です。。。

2010年01月11日

Reef Life誌が廃刊!!!

毎回非常に楽しみにしているReef Life誌が現在の経済状況の悪化により廃刊になるようです。Miracle Mudで有名なEco System Aquarium社が発刊元ですが、非常に残念です。あれほど写真が綺麗で内容が充実している雑誌はなかったのに。。。あ~、残念!

2010年01月10日

Instant Ocean Nitrate Reducer

少し用事があってJakeの家に行ってきました。何の用事かは後日ReefBuildersで分かると思います。笑
さて、何時もお土産をくれるJakeですが、今回も頂いてしまいました。今回頂いたのはInstant Oceanから販売されているNatural Nitrate Reducerって言う製品です。まあ、商品名からも一目瞭然ですが、硝酸塩濃度を減らしてくれる製品です。
現在でも硝酸塩を減らしてくれる製品は、AZ-NO3などがあります。これらの商品は、大体プロテインスキマーが必要なことが書かれています。しかしながらこのNatural Nitrate Reducerの商品説明にはプロテインスキマーが必要とは書かれていません。どうやって除去するのかは?な状態ですが、効果があればスキマーが付いていない水槽でも使用できます。Sulfer Denitratorも一つの手ですが、器具が高価なことや調整が少し面倒なことを考えると少し選択肢には入り難いです。
Natural Nitrate Reducerは、魚水槽で使用を開始しました。添加前の硝酸塩濃度は大体30ppmあたりでした。今後どのように硝酸塩濃度が下がっていくか楽しみです。

NitrateReducer.jpg
NitrateReducergel.jpg

2010年01月06日

コーレタン入海!

さて、ZEOvitも立ち上げから10日以上経ちましたので、藻食であるコーレタンを入海させました。もっとしっかり前面に出てきて泳ぐかなあと思いましたが、人影が見えるときはずっと岩陰に隠れております。ちょっと残念。。。
LRについている茶苔ですが、徐々になくなってきました。安定してきた証拠かな?立ち上げから2週間経つ明日以降に一度20%ほど水換えしてみようと思います。
生体をいれたせいか、スキマーの汚水が黒くなってきました。

2010年01月03日

LED only水槽の経過

随分ご無沙汰していますが、LED only水槽のレポートを少し。
少し前に入れた蛍光グリーンのLobophyllia属(ハナガタサンゴ属)ですが、Ledio7アクアブルーの下に配置していました。しばらく様子を見ていたのですが、端のほうから共肉が小さくなってきてあまり調子は良くありませんでした。そこで、数週間前にミステリーパープルの下に配置したところ、調子を取り戻しつつあります。また、カクオオトゲの一部は、ミステリーパープルの近くに配置することによって、赤色だけだったものが、オレンジ色が混じるようになって来ました。この色変化は、2個体のカクオオトゲで観察できています。意外にもミステリーパープルの効果がLPSに高い気がします。

2010年01月01日

今年もよろしくお願いします~

USは現在元旦の夜10時半過ぎです。本来はゆっくり過ごすのが普通かと思いますが、我が家はDIYリフォームに取り掛かりました。まず初めに1階のトイレのリフォームです。何やってんだか。。。
さて、今年のアクアでやりたいことは以下の項目です。
・引き続きZEOvitでパステルカラー
・BioPelletsを使用したSPS飼育
・大魚水槽
・ZEOvitで陰日性サンゴ飼育

特にBioPelletsとZEOvitで陰日性サンゴ飼育が大きな目標になります。さて、どうなることやら。

何はともあれ、今年もよろしくお願いいたします!