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2009年07月18日

魚水槽のろ材としてのゼオライト

少し前から考えていたことなんですが、ZEOvitシステムで使用するゼオライトを魚水槽のろ材として使用できないかなあ?ゼオライトは、海水中のアンモニア吸着するので、硝化バクテリア少なくて良いし、何よりもウェット、ドライ、ウェット/ドライろ過で出てくる硝酸塩も抑えられる気がするんだけどどうなんだろう?かりに、魚水槽ではだめでも検疫水槽などには良い気がします。

少し話は違いますが、ZEOvitシステムで使用しているゼオライトはClinoptilolite(クリノプチロライト)と言われています。化学式は、 (Na,K,Ca)2-3Al3(Al,Si)2Si13O36·12(H2O)と英語のWikiにありました。ZEOvitで使用しているゼオライトがNa(ナトリウム)ベースなのか、K(カリウム)ベースなのか、Ca(カルシウム)ベースなのかは分かりません。NeoZeoのマニュアルにはK(カリウム)ベースらしいことが書いてありますが、K(カリウム)濃度が減ることを考えるとNa(ナトリウム)ベースが妥当かと思います。
Clinoptilolite(クリノプチロライト)の親和性(Affinity)は以下の通りです。左に行くほどClinoptilolite(クリノプチロライト)に吸着されやすいことを示しています。Naベースだとすると、NH4+も吸着しますが、Kも吸着します。
あと、よくゼオライトを海水で使用するとCa(カルシウム)濃度が下がるとため問題が出る、と言われますが、以下の親和性を見る限りアンモニウムイオン(NH4+)のほうを優勢的に吸着するので、Ca濃度の低下が問題になることはないと考えられます。別の親和性を示した論文もあるみたいですが、ユーザーが使用している結果を見るとCa濃度は問題ないと結論付けてよい気がします。

Cs+ > Rb+ > NH4 + > K+ > Na+ > Li+ > H+ >> Ba2+ > Sr2+ > Ca2+ > Mg2+

投稿者 TAKA : 2009年07月18日 13:26

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コメント

話題のゼオライトの連載記事!
とても勉強になります、ありがとうございます。
takaさんのおかげで凄く詳しくなった様な気がしたけど
一日経って気のせいだったと我に返りました^^
やっぱ実物見てみないとピンときませんねー^^;

投稿者 たらふく : 2009年07月18日 18:21

製品は違いますが、既に使用されています。

KENTの製品でもありますし、海水魚水槽ではごく一般的にゼオライトは使用されていました。ナイトレ-トスポンジという名称です。

また、同製品を検疫水槽で使用するというのは当時から使用されています。最近でも薬浴水槽で使用しているアクアリストはいます。

ベテランアクアリストは今でも使用しているので、間違ってはないと思います。先月もEricは薬浴水槽に使用していました。

投稿者 Tetsuo : 2009年07月19日 04:44

たらふくさん、
Tetsuoさんのコメントにありますように、昔からゼオライトを使用したろ材は使用されているようです。あまりメジャーにならなかったのは、効果が薄いから?それとも宣伝でしょうかね?

Tetsuoさん、
毎度情報ありがとうございます。Nitrate Sponge検索してきました。確かにZelolitic Mediaって書いてありますね。商品の説明にある「硝酸塩を取り除く」って文言を強調して販売していますね。結果的に硝酸塩生成が少なくなるのであって、メインはアンモニア除去だと思っているのですが、そのあたりどうでしょう?企業の戦略上の都合?
Ericが使用していたのは見落としていました。今見たら使用していますね。薬浴水槽で使用すると薬の効果は落ちないのでしょうかね?

投稿者 TAKA : 2009年07月19日 06:39

ナイトレートスポンジ、懐かしい。。。
あれがゼオライトだったのですか。知らずに使ってました(汗)

10年前撮った写真にナイトレートスポンジのボトルが写っていたので説明シール部分を読んでみたら、「硝酸塩、アンモニア吸着ろ材」と書いてありましたよ。

投稿者 エイジ : 2009年07月19日 08:59

アクアリストが求めた効果が硝酸除去なので、それを商品名としたのでしょう。KENTは昔から製品のラインナップは多く、おもしろいメーカーでした。
極性の低いものや分子量の大きな薬品を使う限り問題ありません。逆に、薬の効果は落ちると考えて、通常よりも短い時間で薬を再添加するというのも手です。(私は後者ですが)
それとスキマーなんかよりかはゼオライトの法が薬の効果は落ちません。

投稿者 Tetsuo : 2009年07月19日 16:09

エイジさん、
そんなに昔からゼオライトはあったことに驚いています。なぜメジャーにならなかったのか本当に?です。
アンモニア吸着ろ材は正解ですが、硝酸塩吸着ろ材は間違いでしょう。ただ、結果としてそうなりますが。

Tetsuoさん、
>KENTは昔から製品のラインナップは多く、おもしろいメーカーでした。
過去形ってことは既にそうでなくなったのでしょうか?確かにラインナップが減ったような。。。
魚のトリートメントの仕方で疑問なのは、どのくらいの頻度で水換えし、そのときにどの程度の薬を再投薬すべきなのかです。半分海水で、同じ規定量を入れたら多すぎな気もしますし。

投稿者 TAKA : 2009年07月19日 18:09

KENTは会社の方針によって主力製品以外は廃盤としました。

薬浴の場合は、全海水交換をお勧めします。薬の濃度が測定できない場合は、この方が確実な濃度調整ができます。

投稿者 Tetsuo : 2009年07月19日 20:03

Tetsuoさん、
KENT社は少し残念ですね。Nitrate spongeも廃盤なのかなあ。少し探してみよう。

薬浴は全海水交換ですかあ。水槽が大きくなると大変ですね。。。

投稿者 TAKA : 2009年07月20日 09:16

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