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2009年07月17日

Brightwell NeoZeo method Part3

予告通り今回はNeoZeoのマニュアルに書かれていることを書きます。ZEOvitと少し違うところが面白かったです。システムの概要はZEOvitと同じなので、ZEOvitのマニュアルと違うところや書かれていないところだけあげてみました。あくまでBrightwellのNeoZeoマニュアルに書かれていることを要約するだけで、書かれている事柄についての真意は保証できません。

1つ目の大きな違いがリン酸吸着剤、殺菌灯、オゾナイザーの使用を禁止していないところです。ZEOvitのマニュアルには明確に使用を勧めないことが書かれています。何故使用を勧めたり、勧めなかったりするんだろう?ここは自分ではよく分かっていません。
次にゼオライトの性質について、アンモニウムイオン(NH4+)などの1価のイオンはゼオライトによって取り除かれるが、2価のイオン(Ca2+、Mg2+、Sr2+など)は取り除かれないとあります。これは、ゼオライトによってCaやMg濃度の低下が無いことを示唆していると思います。ゼオライトはイオン交換によって1価のイオンを取り除きますので、当然違う1価のイオンが水中に放出されます。この1価のイオンですが、主にカリウムイオン(K+)と書かれています。これを真に受けると、水中のカリウム濃度は上がるはずです。しかしながら、「ZEOvit系のシステムではカリウム濃度がさがる」ってのが一般的な理解です。ところが、ポタシオンの製品説明を見ると「ゼオライトによりカリウム濃度が下がる」と書かれています。これって矛盾してない?それとも、アンモニウムイオンが水中に十二分に無いときは、次にカリウムイオンがゼオライトによって取り除かれるのかな?イオン交換の親和性がキーだと思いますが、私には知識がありません。
次にゼオライトを入れる容器について。ZEOvitではZEOvitリアクターのように、リアクターの一部を振ることでリアクター内を詰まらせないようにしていますが、NeoZeoでは違う方法も記載されています。それは、リアクターについているポンプの流量を上げて詰まらないようにすることです。これは意外に気づきませんでした。何が良いかと言うと、特別なリアクターを用意しなくてもフォスバンリアクターのようなものでも代用できることです。
初期のゼオライトの量も違います。ZEOvitでは、立ち上げ当初から規定量のゼオライトを入れますが、NeoZeoでは、1週間ごとに20%ずつ増やしていきます。ここから理解したのは、ゼオライト投入当初に急激にアンモニアイオンを水中から取り除くと、生体によくない影響があると言う所です。少しだけマニュアルにも記載されています。また、ゼオライトの交換時には、すべて交換するのではなく、75%だけ交換しろと書かれています。ZEOvitフォーラムでは、90%交換を推奨されていますが、マニュアル(v1.03)への記載はありません。
最後に大きな?差を。前回の記事で気づいた方もいると思いますが、NeoZeoの基本添加剤はZEOvitよりも1種類少ないです。Zeofood7に当たるものがNeoZeoにはないのです。もしかするとReef BioFuelに含まれているのかもしれません。個人的には、NeoZeoのほうが添加剤の種類が少なくなって良いと思います。
NeoZeoマニュアルの最後のほうに面白い記述があります。それは、陰日性サンゴであるTubastraea sp.に餌食を行わなくても、NeoZeoシステム+複数のビタミンだけで飼育できると言うものです。実際、Brightwell社では、この方法でTubastraea sp.が成長しているようです。これは中々面白いところだと思います。

投稿者 TAKA : 2009年07月17日 10:47

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コメント

アンモニアをカリウムにってところ
確かに矛盾してますよね、、、

ゼオライトに増えるバクテリアが特別
カリウムを消費しやすくて
アンモニアを変換するくらいじゃ間に合わない
とかですかね~

陰日性サンゴの件はNeoZeoの可能性
を感じますね!
マーフィードさんに頑張ってもらって
早く輸入してもらいたいものです

投稿者 sebae : 2009年07月18日 07:50

ゼオライトの交換方法についてはアンモニア低下とはそれほど関係ないと思います。アンモニアよるpH変動(高→低)は生体にほとんど影響を与えません。そのため他のメーカーからアンモニア除去剤が出ていますが、生体への害は聞いたことがありません。

陰日性サンゴですが、キサンゴ系については私の水槽ではこの系のシステムで良い結果は出ていません。DSBの方がポリプの開きが良いです。これはリン酸が低いからだと考えます。

が、ヤギ系のポリプの状態、及び色はとてもよいです。まだ3ヶ月ほどのデータですが、そんな感じです。水換えを週に10%にしては良い結果です。

投稿者 Tetsuo : 2009年07月19日 04:55

まっすんさん、
私が見落としているだけかもしれませんが、ZEOvitのフォーラムでも何故カリウム濃度が下がるのかあまり語られていません。Tetsuoさんのブログで語られていた内容は目から鱗が落ちました。
ZEOvitで使用するゼオライトがどのように販売されているか気になります。Crownさんのページを見ても個別販売されている気配がないです。
すでにTetsuoさんが、別コメントで書かれていますが、KENT社のNitrate Spongeはゼオライト系だそうです。こちらのほうが断然安いです。。。

Tetsuoさん、
文章が紛らわしかったかもしれませんが、ここで言いたかったのは初期導入時の急激なアンモニア除去です。これも問題ないととってよいのでしょうか?アンモニアに限らずですが、急激な水質変化は生体によくないと理解していますが、アンモニアは別なんでしょうか?
陰日性サンゴですが、NeoZeoのマニュアルには、「陰日性サンゴをターゲットにした餌食を行わない」とあります。Tetsuoさんも積極的に行わなかった結果でしょうか?それとも無餌食?
私も何種類か陰日性サンゴを飼育していますが、キサンゴ類は良いですが、ヤギは開きが悪いです。良いと言っても1日中ポリプが出ているわけではないですが。。。

投稿者 TAKA : 2009年07月19日 06:50

アンモニアの急低下はほとんど問題ありません。逆の上昇は大問題ですが。市販の添加剤でも大きく下げるものもあります。硝酸、亜硝酸も同様です。
餌ですが、もし、従来のように1個1個ポリプにあげているかといえばNOです。ただ、アキュリのオリジナルものや、ECOsystem、Redseaの添加剤系はいろいろと使っています。

投稿者 Tetsuo : 2009年07月19日 16:03

Tetsuoさん、
栄養塩の急激な低下は問題ないようですね。じゃー、マニュアルの真意はどこにあるんでしょうかねえ?
1個1個のポリプに餌をあげるのは、本当に手間がかかりますよね。RCで見かけたのは、餌食のたびに隔離ケースに入れてするものでした。これも手間がかかりますが、水質の悪化はある程度防げますね。

投稿者 TAKA : 2009年07月19日 18:04

Very good Review~ Taka~

Recently, Not sure but many zeovit reefer do not use food7 because the most of food7 component is involved to Start2. I heard(That means I am not sure~ I also do not use food7 now). If you ask G.Alexander about this. You will know about this more specific.

I am also curious about K+ problem. If the brightwell product is same as zeovit, I think it is more effective to save cost. Do you run Brightwell now?

投稿者 Vince Kim : 2009年07月19日 18:09

Vince,
Thank you for your information. I may post the question about food7 in zeovit forum.
I have not started Brightwell yet, but I am planning.

投稿者 TAKA : 2009年07月19日 19:02

海月の掲示板にて
MicroBacter7&ReafBioFuelの添加量が話題になっていたようですが
自分も符に落ちない点がいくつかあります

NeoZeoゼオライトのパッケージによりますと
一週目、二週目には100ガロン(378,5リットル)に対しMB7を毎日5ml添加
三週目、四週目にMB7とRBFをそれぞれ2.5ml添加
五週目にも同様にMB7とRBFを2.5ml添加で立ち上げ完了
立ち上げ後のMB7とRBFは個々の水槽の栄養塩状態によって添加の増減を決めるべきとあり
以後指示された量はZeo交換時の週だけMB7とRBFを2.5ml添加すべきと書かれております
Zeo交換量も6週につき25%に変更されています

しかしMB7のパッケージには高栄養塩下又は新規立ち上げ時には
25ガロンつき5mlの添加を最初の2週目までは毎日行うべきだとあります
100ガロンにしますと毎日20mlの添加?
一週目はZeoパッケージ表示量の4倍、二周目は8倍の添加量になりますよね?

無事低栄養塩になった際の添加量は週に一回100ガロンに10ml
若しくは100ガロンにつき毎日4滴or二日に一回8滴と毎日添加する方式でもOKみたいです

RBFは高栄養塩下で50ガロン、低栄養塩では100ガロンにつき5mlを毎日になっております
こちらは今までの情報と変わりありませんね

本家ZeoVitがヴァージョンを上げているようにNeoZeoも模索中なのか
それとも海月の掲示板でTetsuoさんの仰っている「ガイドラインは理論説明であって、手法は製品のパッケージに記載されています。これはZEOvitの手法マニュアルとは違います」
とはこのことを指し示しているのでしょうか

自分の英語が未熟なので誤訳の可能性も大ですが…

ちなみに海月にて以上の書き込みをしようとしましたが何故か「不正です!」とエラーが出てしまいました

投稿者 ベル : 2009年12月20日 05:04

ベルさん、
少し調べてみますね。少々お待ちください。

投稿者 TAKA : 2009年12月20日 19:00

お世話になります

上記で書き漏らしてしまいましたが
>三週目、四週目にMB7とRBFをそれぞれ2.5ml添加
>五週目にも同様にMB7とRBFを2.5ml添加で立ち上げ完了
>以後指示された量はZeo交換時の週だけMB7とRBFを2.5ml添加すべきと書かれております
のMB7とRBFの添加は毎日という意味です

自分は臆病&ケチなので添加量が一番少ないゼオライトパッケージの手法でチャレンジ中です

投稿者 ベル : 2009年12月22日 04:45

ベルさん、
BWに直接メールしましたが、未だに回答がありません。違う手を考え中です。
アップデートお待ちしています!

投稿者 TAKA : 2009年12月27日 17:05

直メール送っていただいたのですか!?
本当にお世話になっております。

先程別のトピに変化が無いと書きましたが
そういえば、ORPが異常に上がってきていました、それまでは400を越したことが無いのに
ここ数日は450近辺で安定しています
同時にスキマーの泡の上がり具合も絶賛低下中…

投稿者 ベル : 2009年12月28日 00:26

ベルさん、
直接メール送る手間はそれほどでもありませんので、大丈夫です。返事がないので。。。ですが。

バクテリア濃度が高いとORPが低いと感じているのですが、どうでしょうか?ベルさん所でORPが高いってことはバクテリア濃度が低いのではと。自分で実験していないので確証はありませんが。

投稿者 TAKA : 2009年12月28日 10:12

メールの件本当にありがとうございます

夏場にKHを上げすぎてSTNを発症して以来バクテリア濃度を下げるためオゾナイザーを使用しています
これが原因でORPが上昇しているのなら理解できるのですが
何故にバクテリア投入&オゾナイザーの出力を大幅に絞る&タイマーで動かしている時間の大幅削減(多分一日のうち20分も稼動していない)してからORPが急上昇しているのが不可解なのです

投稿者 ベル : 2009年12月28日 12:04

ベルさん、
書き込んでから少し思ったのですが、バクテリアが生きているうちはORPには影響なく、死ぬとORPに変化が出る。もしかすると、しばらくするとORPは下がってくるかもしれませんね。

投稿者 TAKA : 2009年12月28日 16:17

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